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猪苗代湖マラソン 1 [run!run!run!]

今年も、「第8回 磐梯高原猪苗代湖マラソン」に参加してきました。
走ったのは猪苗代湖1周コースである65kmの部です。
今年で2度目の挑戦。

昨年、ウルトラマラソンデビューを飾ったのがこの大会でした。
とても辛かった65kmでした。ハンガーノックだか熱中症だかにやられ、目標を大きくオーバーして9時間36分でゴール。
そして、一緒に走ったうににんさんと、つゆさんは制限時間の13時間をわずかにオーバーで、
完走証はもらえたものの、事実上の失格扱い。
ということで、うににんさんは早くからリベンジに燃えていました。
エントリーが始まったと同時くらいにエントリーしていたようです。

俺は、初ウルトラ以降、2度の100kmマラソンに挑戦したもののいずれも関門制限時間で失格。
しかし65km地点はいずれも通過していたので、65kmを走るという点では、これで4回目となります。
ということで今回の目標は、来月に迫った三度目の正直100kmマラソンに向けて、距離に慣らすこと。
タイム的な目標設定はせずに、LSDトレーニングくらいのつもりでいました。
で、後方から走って、一緒に走る2人を後ろから「ホラはよ走りなせや!」とケツをたたく・・・
あ、いや背中を押す係になれればいいかなと。

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この大会、とにかく情報源が少ないのです。事前に送られてくる地図もさっぱりわかりません。
ということで、昨年は数少ない情報を統合して地図を自作したのですが、
今年も同じく愛用の道路地図「ライトマップル 福島県」に、昨年は予測で作るしかなかったのですが、
そこに実際に走って得た情報を加えて、作り直してメンバーに配布しました。

今年の参加メンバーは、昨年に引き続き「チームつるかめ」会長の藤田うににん市男さんと、
つゆさん、そして俺の3人が65kmに挑戦です。

さらに、今年もサポート隊としてつるかめメンバーが現地入り。
深夜に集まってレンタカーのステップワゴンで会場入りしました。
運転しないで現地入りできるって楽ちんです。
普段は別に疲れないし~と言って平気で運転して参加していますけど、やっぱり違いますよね。

P9070004.JPG

昨年は、初めてということで受付を探して迷ったりしましたが、今年はスムーズに受付を済ませ、
着替えも済ませ、ホテルリステル猪苗代の敷地内に特設された会場に集結です。

昨年は、65kmという未知の距離に、わー、どうなるんだろう!?という不安があって、
ソワソワしていたんですが、今年はまったく緊張感なしでした。

号砲とともにスタートですが、スタートゲートも狭けりゃ、その先のコースも狭いので、
目の前に見えるゲートをくぐるのに1分半もかかりました。
ゲートの少し先で早くも待機していた応援団に「いってきまーす」と声をかけて走り出したら、
早くもつゆさんがいない。
少し待っているとランナーたちの最後方から、つゆさんの姿。
「写真撮ってた?」「うん」余裕ですね。
そんなしている間に、うににんさんは先に行ってしまいました。

今回は「自分のペースで走ることにしよう」と打ち合わせていたので、ま、そのうちに追いつくでしょ、と、
つゆさんと走っていきます。

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さっきいってきますしたばかりだというのに、「つるかめ号」が「がんばれー」とランナーに声援を送りながら、
走っていきます。
応援団は先々のエイドに先回りして、エールを送ってくれます。
(注・基本的にエールのみです。水分や食料は他のランナーの方々同様に自分で持って走っています)
この先長時間にわたるマラソン大会だというのに、なんてありがたい人たちでしょう。

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昨年はこのあたりで日の出を迎えたのですが、朝日は厚い雲の中。磐梯山も隠れてしまっていました。
一面に広がるソバ畑に癒されたものですが、今年は生育不良なのか丈が短い。
これなら先日、新潟の福島潟(ややこしいなぁ)のソバの方が育ってますねぇ。

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猪苗代湖の対岸はずっと先。日本で何番目に大きい湖でしたっけね?
白くかすむ向こう側まで行こうっていうんだから、信じられない話ですね。
で、そこからまた戻ってくるっていうんだから、すごいですよねぇ。

前方で「がんばってー」という声が聞こえてきました。今年も逆走応援ランナーのくまくまさんです。
「つるかめ号」で移動して、そこからコースを逆走しながら、全ランナーを応援しまくるという。
そして我々に、あと何キロで次のエイドだよー、こんな食べ物があるよーとコース情報を教えてくれます。
今年はなんか最終的に48kmも応援ランしたらしいですよ。フル以上!
で、我々だけでなく他のランナーのみなさんにも人気者になっていたらしいです。
とても楽しそうに応援ランしているので、くまくまさんに出会えると、ほっとしました。

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猪苗代湖畔のサイクリングロード付近に広がる田んぼで、応援団が待っていてくれました。
メガホンとうちわを派手に鳴らしながら「がんばれー!」と声援を送っています。
なんだか楽しそうにしているので、今度は走る方じゃなくて応援団もやりたいなーとか思ってしまいます。

くまくまさんから「次はどこどこのエイドで待ってるからね」と、合流地点を教えてもらい、
「OOキロ先で待っててくれるって」と、次の合流を希望にして俺とつゆさんは走り続けます。

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昨年はこの「野口英世記念館」近くの大きな公衆トイレまで、うににんさん、つゆさんと
3人で走ってきたのですが、ここではぐれてしまったんですよね。
今回は、「待ってるねー」と待ち合わせてトイレ休憩。

軽量化をしてふたたび走り出しました。

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しばらく国道49号を走ります。
ウルトラマラソンではよくこんな歩道を走りますけど、路面状況もあんまりよくないですし、
走りにくいんですよね。
ウルトラくらいになると全面通行止めってわけにもいかないでしょうし。

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観光遊覧船乗り場に近い「みなとや」エイドからは、このコース最初の本格的な登り。

昨年の話をしていると2人が「最初の山がツライ」というんですが、俺としてはそんなに登ったっけ?
と思っていました。なので、一応今年の自作地図には「山」と書いておきました。
つゆさんに「この最初の坂だけ登ればあとはなんてことないけど、無理に走らなくていいよ」と伝え、
無理のない程度に、走っている感じで登る。
ここでツライって言葉が出るかと思ったけど「思ったより全然平気」というので、
これならこの先も十分いけるなと思う。
つゆさんもまた、昨年のリベンジを果たすために結構走りこんできているようでしたしね。
事前の練習量を聞いたら、じつは俺が一番少なかったくらいで(苦笑)

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川の向こうに見える橋は、国道49号。
このあたりの風景、昨年走った時に気に入って、撮りに来ようと思ったのに、いまだ来ずじまい。

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エイドで応援団に励まされつつ、あっという間に20km。
レクリエーション公園のエイドの手前の山中で、下の方にうににんさんの姿を見つけ、
手を振ってエールを送ったのですが、これがうににんさんを見た最後でした・・・・・・
応援団に会うと「ちょっと前」「ほんのさっき出たばっかり」と言われてそんなに離れてないようなんだけど、
この先、追いつきませんでしたねぇ。

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みなとやエイドから山に入ってから、レク公園から降りてくるまで離れていましたが、
猪苗代湖の湖畔に戻ってきました。
対岸で、ちょうど日が射しているところにスタート地点のホテルリステルが見えていました。
(この写真の解像度だと全然見えませんけど)
スタート地点がだんだん遠くに見えてくるのは、ひとつの喜びですね。

P9070034.JPG

昨年はこのあたりも素敵なソバの花が楽しめたのですが、
やっぱり生育がイマイチのようですねぇ。

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さあ、この1周コースには2つの大きな山があるんですが、いよいよ1つめの山です。
山の名前ははっきりしませんが、おそらく「材木山」という山の山中だと思われます。

つゆさん、坂に負けないでずんずん登っていきます。
おおー、いい調子だなぁ。
多くのランナーが歩いている中で、2人でエッホエッホとゆっくりゆっくり駆け上がります。

P9070044.JPG

1つ目の山を抜けると、いったん平地。
そして前に見えてくるのが、このコース最大の難所ともいえる「金山」
今年も相変わらず田んぼの向こうで無駄に風格があります。

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さあ、金山も登るぞ。ここさえ登れば、あとは平らだからね。
そう、ほとんど猪苗代湖の湖畔を走るコースなので、基本的にアップダウンは少ないコースです。
だから山が2つと、山っぽいのが2つ。あとはリステルの前が坂になっているくらいなものなのです。
そう思えば、非常に走りやすいコースであるといえると思います。

つゆさん、ガシガシ登っていきます。
「はせくんがいなかったらこんなに登れないよ」
いやいや
「つゆさんと一緒じゃなかったら、こんなペースで登りませんよ」
正直、つゆさんに置いて行かれないように登るのに必死!
これじゃあ、どっちが引っ張っているんだかわかりません。
つゆさんもだいぶしんどいみたいで「もうちょっとペースおとそうか」と聞くとうなずく。
ああ、俺もホッとした。

P9070048.JPG

30kmエイドに到着。
ここは金山の林道で一番高いところだと思います。
「ということはあとは下りだよ」と励ます。まぁ、実際には湖畔に降りるまでにはアップダウンありますが。

先の合流で、ここでくまくまさんが逆走してきて待っているという話だったんですが・・・・・・
あれ?いない?
はて、いつも的確な指示をくれるくまくまさんが、指定のポイントにいないというのは、
ちょっと不思議な感じです。

つゆさんが「行く」というので再出発です。
ちょっと下ったところで、くまくまさんとすれ違いました。
もうちょっと上まで逆走して戻ってくるよー、とわざわざ難儀な金山の道路を登っていきます。

P9070050.JPG

と、2kmくらい下ったところに、つるかめ号がいました。予期せぬ出会い。あれれ?
給水していると、上からくまくまさんも戻ってきました。
上の30kmのところで待ってるかと思いました、と俺が言うと、「ここが30だよ」と。
あれれ?
俺たちのやり取りを聞いていた、エイドのスタッフの方々も「ここが30だよ」と。
・・・あれれ?
上に30kmの標識があったんですよ~。スクロールして先ほどのエイドの写真をご覧ください。
確かに30kmの標識あるでしょう?
みんなで、おかしいなぁ。という表情でした。
確かに、俺のGPS時計は上のエイドではまだ30に満たず。ここで30だったんですが。
まぁ、なんかの公認コースとかでもないですし、測定方法で多少変わるでしょうし、
標識なんて目安だと思っているので、俺は気にしないですけど。

P9070052.JPG

そんなこともありましたが、無事に金山を抜けることができました。
このマラソン、最大の難所、攻略です。
もう65kmの半分は過ぎました。

足取りは一見変わらないように見えるつゆさんですが、だんだんと痛みが出てきたようです。
昨年は俺もここあたりまでは快調だったんですよね。
昨年の俺と今年のつゆさんが、ダブって見えて、ここから先、大丈夫かな?と
ちょっと心配になったところで、第1話は終わりです。


C:【OLYMPUS TG-620】


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