すずウルトラマラソン その3 [run!run!run!]
その1はコチラから。
http://hasekururu3rd.blog.so-net.ne.jp/2013-10-25
その2はコチラから。
http://hasekururu3rd.blog.so-net.ne.jp/2013-10-27
さて58km地点です。残りフルマラソンですね。
海が思ったよりも遠い・・・と58kmエイドでは思いましたが、エイドを出てすぐ海でした。
ここで再び、山形の長井で頑張っているチームつるかめにエール。
と言っても、10kmに参加のメンバーはとっくに走り終わっているでしょう。
あちらのスタートから2時間が経過しています。きっとそろそろフルマラソンデビューの
斎藤きら子さん(仮)が、へこたれ始める頃合いに違いない。
朝、こちらもまだスタートする前のやり取りで、長井も雨らしいと聞いていたし。
海沿いを走っていきます。ごつごつとした岩が、新潟県北部の景勝地「笹川流れ」を思い出させます。
ここからしばらく、このピンク装備のお二人と同ペースで進んでいきます。
ご夫婦でしょうか?ずっとおふたりで話をしながら走っていました。
と、ふと気が付くと、近くに序盤でペースメーカーにさせていただいていた「煩悩ランナー」さんが。
な、なにぃ!?ずっと姿を見ていないから、差がついたんだろうと思っていたけど、
なんだかずっと同じくらいのペースで走ってきてたってことなんですね・・・・・・
いなくなったと思っていた方が急に近くにいたのでビックリしました。
もしかしてペースメーカーになっていたのはコチラだったのかもしれませんね。
トンネルは片側が規制されていて、ランナー専用になっていたので、
とても走りやすかったです。
シトシトと50km過ぎから降っていた雨が、だいぶ強くなってきました。
ここで見附島で片づけた簡易雨具をバックパックから取り出して、再びかぶる。
60kmを過ぎると、さすがに疲労をヒシヒシと感じます。
雨が疲労をさらに大きくしている気がします。
このあたりは揚浜式という昔ながらの製法で塩を作っている塩田がいくつかあります。
が、雨でビニールシートに覆われたりしていて、よくわからんかった。
65km地点を7時間30分で通過しました。
65kmは初ウルトラマラソンだった猪苗代湖1周のコースと同じ距離なので、
この距離のタイム更新は、いつも目標のひとつとなっています。
今回、65kmのタイムを1時間も更新してしまいました。今回本当に順調に進んでいることがわかるタイムです。
これなら13時間以内どころか、12時間以内も狙えちゃうんじゃない?
なんて、無理だろーと思いつつ、そんな野望を思い描いていました。
70km地点からは、スタートからの距離ではなく、残り距離での表示になります。
加速度的に疲労度が増してきました。
靴はもう雨でぐっちょぐちょで、マメもできている感じがします。
手もかなりふやけてきました。
ビニールをかぶっているためか、寒さは感じないんですけどね。
海沿いの風景はあまり変わり映えもせず・・・・・・こんな風景が約30km続くんだもんなぁ・・・
いやいや、長井でみんな頑張ってる。俺も泣き言禁止。
・・・・・・大会後写真を見返して気が付いたんですが、この写真に写っている女性、
何度か似たような色合いの人とすれ違っているなぁという気はしていたんですが、
かなり序盤の方から同じペースで進んでいたみたいです。
ええ!?こんな前から一緒だったんだ・・・と写真見てびっくりしました。
73km関門に到着。
ただのエイドかと思ったら、スタート前に預けた着替え荷物の袋を渡され、そこでやっと、
ああ、ここが関門の着替えエイドだったのか・・・と気が付いたのでした。
関門の制限時間はもはや気にしていません。
とにかく着替えだ・・・と、公民館みたいな建物に入って、
アイタタタ・・・と言いながら、靴下を脱ぐ。ふやけきって白いむくんだ足。そしてやっぱりできていたマメ。
うわー、見なきゃよかった~って状態でしたけど、替えないわけにもいきませんしね。
靴も濡れているし、足も濡れているので、替えの靴下が濡れるのも時間の問題ですが。
着替え荷物に入れておいたアミノ酸ゼリーを1本。うぇーまずい・・・と言いながらも流し込む。
シャツとかは入れてなかったので、着替えたのは靴下だけなんですけどね。
更衣室を出て、外のエイドで味噌汁をいただく。
ホクホクしたジャガイモの甘さと、温かい味噌汁がじわーーーっと、身体に染みて、
なんだか涙が出てしまいました。
ううう、うますぎる。
ずっとここにいたい気分になりましたけど、そういうわけにもいかず。
ここまで来たら、もう行くしかないよなぁ・・・
エイドの出口、子供たちがハイタッチで見送ってくれます。
ひとりひとりに「ありがとうね」っていってハイタッチをして、天国のような場所を発ちました・・・・・・
ああ、やっぱり靴下を着替えたのは正解。
あたためられていたわけではないと思いますが、足先がぽかぽか温かくなりました。
それだけ足先が冷え切っていたってことでしょうね。
この靴下もそのうちに冷たくなってしまうんでしょうけど。
今後、ウルトラに参加する時は、着替えを置けるエイドには必ず靴下を送ろうと思いました。
このような悪天候の時には、思い切って替えのシューズまであると最高かもしれませんね。
まぁ、送れる袋のサイズにも制限があるので、(だいたい指定の袋があるようですし)
あれもこれもとはいかないでしょうけれど。
ふたたび海沿いです。この先90km過ぎまで海沿いなのでしょうがないんですけど、
もう少し雲が薄くて雨がないと楽しめるんだけどなぁ・・・・・・
無情にもだんだん風も強くなってきました。
海沿いに出た時は、笹川流れの様だと思いましたが、田んぼの向こうが海だったり、
ちょっと高いところから見下ろすと、佐渡の景色のようでもあるなぁと思いました。
・・・・・・もっとも佐渡にはちゃんと行ったのは1度くらいですが・・・・・・・
この先には最大の難関と言われる坂道、通称「ラケット道路」というのが待っているはずです。
いよいよ見えた坂に、これがラケット道路か、負けねーぞ・・・!と頑張って登り、
よっし、なんだラケット道路大したことねーな!と思ったら・・・・・・
カーブの先に、真の「ラケット道路」が姿を見せました。
ながーーーーい上り坂。
さすがにこれはきつい。80km近くまで来てなんという仕打ち・・・・・・
どうにか登ってカーブを曲がり坂を登って顔を上げたら・・・・・・
も一つおまけに坂・・・・・・はう~~~ん。
ラケットの形をしているから「ラケット道路」と聞いていたので、
ちょっとゆがんだ「U」みたいのかと思ったんですが、
後からGPSのデータを見てみたら、ラケットを2本突き合わせた「S」のような形になってましたね。
う~~んラケットかな??
高低差表によると海抜0mから100mちょっとまで上がるようです。
坂のてっぺんにあるらしい展望台が見えてきた頃、上の方から大きな声で、
「マイペースマイペース!頑張って!」とスタッフの方の大きなエールが聞こえてきました。
「ファイトーー!」と言って、登り切ったランナーに何かを渡している・・・・・・
こっ、これはあの名台詞だ、とすぐに悟りました。
俺も登り切って、「ファイトーーーー!」というスタッフに、
「イッパーーーーーーツ!!」と拳をあげて応え、オロナミンCを受け取りました。
なんの違和感もなく受け取りましたが、大会後、大会FBページを見ていて気が付きました。
「ファイト1発」はオロナミンCじゃなくてリポビタンDでしたね。
でも、みんなあの場では「一発!」と応えていたようですが。
写真の右下に、オロナミンCを持ってランナーを待つスタッフの手が写ってました。
ラケット道路のエイドで2度目のトイレを済ませて、
ちょっと進んだところに80kmの距離標識。
さぁ、残りハーフマラソンをきりました。
その4へつづく・・・・・・http://hasekururu3rd.blog.so-net.ne.jp/2013-10-29
C:【OLYMPUS TG-620】
http://hasekururu3rd.blog.so-net.ne.jp/2013-10-25
その2はコチラから。
http://hasekururu3rd.blog.so-net.ne.jp/2013-10-27
さて58km地点です。残りフルマラソンですね。
海が思ったよりも遠い・・・と58kmエイドでは思いましたが、エイドを出てすぐ海でした。
ここで再び、山形の長井で頑張っているチームつるかめにエール。
と言っても、10kmに参加のメンバーはとっくに走り終わっているでしょう。
あちらのスタートから2時間が経過しています。きっとそろそろフルマラソンデビューの
斎藤きら子さん(仮)が、へこたれ始める頃合いに違いない。
朝、こちらもまだスタートする前のやり取りで、長井も雨らしいと聞いていたし。
海沿いを走っていきます。ごつごつとした岩が、新潟県北部の景勝地「笹川流れ」を思い出させます。
ここからしばらく、このピンク装備のお二人と同ペースで進んでいきます。
ご夫婦でしょうか?ずっとおふたりで話をしながら走っていました。
と、ふと気が付くと、近くに序盤でペースメーカーにさせていただいていた「煩悩ランナー」さんが。
な、なにぃ!?ずっと姿を見ていないから、差がついたんだろうと思っていたけど、
なんだかずっと同じくらいのペースで走ってきてたってことなんですね・・・・・・
いなくなったと思っていた方が急に近くにいたのでビックリしました。
もしかしてペースメーカーになっていたのはコチラだったのかもしれませんね。
トンネルは片側が規制されていて、ランナー専用になっていたので、
とても走りやすかったです。
シトシトと50km過ぎから降っていた雨が、だいぶ強くなってきました。
ここで見附島で片づけた簡易雨具をバックパックから取り出して、再びかぶる。
60kmを過ぎると、さすがに疲労をヒシヒシと感じます。
雨が疲労をさらに大きくしている気がします。
このあたりは揚浜式という昔ながらの製法で塩を作っている塩田がいくつかあります。
が、雨でビニールシートに覆われたりしていて、よくわからんかった。
65km地点を7時間30分で通過しました。
65kmは初ウルトラマラソンだった猪苗代湖1周のコースと同じ距離なので、
この距離のタイム更新は、いつも目標のひとつとなっています。
今回、65kmのタイムを1時間も更新してしまいました。今回本当に順調に進んでいることがわかるタイムです。
これなら13時間以内どころか、12時間以内も狙えちゃうんじゃない?
なんて、無理だろーと思いつつ、そんな野望を思い描いていました。
70km地点からは、スタートからの距離ではなく、残り距離での表示になります。
加速度的に疲労度が増してきました。
靴はもう雨でぐっちょぐちょで、マメもできている感じがします。
手もかなりふやけてきました。
ビニールをかぶっているためか、寒さは感じないんですけどね。
海沿いの風景はあまり変わり映えもせず・・・・・・こんな風景が約30km続くんだもんなぁ・・・
いやいや、長井でみんな頑張ってる。俺も泣き言禁止。
・・・・・・大会後写真を見返して気が付いたんですが、この写真に写っている女性、
何度か似たような色合いの人とすれ違っているなぁという気はしていたんですが、
かなり序盤の方から同じペースで進んでいたみたいです。
ええ!?こんな前から一緒だったんだ・・・と写真見てびっくりしました。
73km関門に到着。
ただのエイドかと思ったら、スタート前に預けた着替え荷物の袋を渡され、そこでやっと、
ああ、ここが関門の着替えエイドだったのか・・・と気が付いたのでした。
関門の制限時間はもはや気にしていません。
とにかく着替えだ・・・と、公民館みたいな建物に入って、
アイタタタ・・・と言いながら、靴下を脱ぐ。ふやけきって白いむくんだ足。そしてやっぱりできていたマメ。
うわー、見なきゃよかった~って状態でしたけど、替えないわけにもいきませんしね。
靴も濡れているし、足も濡れているので、替えの靴下が濡れるのも時間の問題ですが。
着替え荷物に入れておいたアミノ酸ゼリーを1本。うぇーまずい・・・と言いながらも流し込む。
シャツとかは入れてなかったので、着替えたのは靴下だけなんですけどね。
更衣室を出て、外のエイドで味噌汁をいただく。
ホクホクしたジャガイモの甘さと、温かい味噌汁がじわーーーっと、身体に染みて、
なんだか涙が出てしまいました。
ううう、うますぎる。
ずっとここにいたい気分になりましたけど、そういうわけにもいかず。
ここまで来たら、もう行くしかないよなぁ・・・
エイドの出口、子供たちがハイタッチで見送ってくれます。
ひとりひとりに「ありがとうね」っていってハイタッチをして、天国のような場所を発ちました・・・・・・
ああ、やっぱり靴下を着替えたのは正解。
あたためられていたわけではないと思いますが、足先がぽかぽか温かくなりました。
それだけ足先が冷え切っていたってことでしょうね。
この靴下もそのうちに冷たくなってしまうんでしょうけど。
今後、ウルトラに参加する時は、着替えを置けるエイドには必ず靴下を送ろうと思いました。
このような悪天候の時には、思い切って替えのシューズまであると最高かもしれませんね。
まぁ、送れる袋のサイズにも制限があるので、(だいたい指定の袋があるようですし)
あれもこれもとはいかないでしょうけれど。
ふたたび海沿いです。この先90km過ぎまで海沿いなのでしょうがないんですけど、
もう少し雲が薄くて雨がないと楽しめるんだけどなぁ・・・・・・
無情にもだんだん風も強くなってきました。
海沿いに出た時は、笹川流れの様だと思いましたが、田んぼの向こうが海だったり、
ちょっと高いところから見下ろすと、佐渡の景色のようでもあるなぁと思いました。
・・・・・・もっとも佐渡にはちゃんと行ったのは1度くらいですが・・・・・・・
この先には最大の難関と言われる坂道、通称「ラケット道路」というのが待っているはずです。
いよいよ見えた坂に、これがラケット道路か、負けねーぞ・・・!と頑張って登り、
よっし、なんだラケット道路大したことねーな!と思ったら・・・・・・
カーブの先に、真の「ラケット道路」が姿を見せました。
ながーーーーい上り坂。
さすがにこれはきつい。80km近くまで来てなんという仕打ち・・・・・・
どうにか登ってカーブを曲がり坂を登って顔を上げたら・・・・・・
も一つおまけに坂・・・・・・はう~~~ん。
ラケットの形をしているから「ラケット道路」と聞いていたので、
ちょっとゆがんだ「U」みたいのかと思ったんですが、
後からGPSのデータを見てみたら、ラケットを2本突き合わせた「S」のような形になってましたね。
う~~んラケットかな??
高低差表によると海抜0mから100mちょっとまで上がるようです。
坂のてっぺんにあるらしい展望台が見えてきた頃、上の方から大きな声で、
「マイペースマイペース!頑張って!」とスタッフの方の大きなエールが聞こえてきました。
「ファイトーー!」と言って、登り切ったランナーに何かを渡している・・・・・・
こっ、これはあの名台詞だ、とすぐに悟りました。
俺も登り切って、「ファイトーーーー!」というスタッフに、
「イッパーーーーーーツ!!」と拳をあげて応え、オロナミンCを受け取りました。
なんの違和感もなく受け取りましたが、大会後、大会FBページを見ていて気が付きました。
「ファイト1発」はオロナミンCじゃなくてリポビタンDでしたね。
でも、みんなあの場では「一発!」と応えていたようですが。
写真の右下に、オロナミンCを持ってランナーを待つスタッフの手が写ってました。
ラケット道路のエイドで2度目のトイレを済ませて、
ちょっと進んだところに80kmの距離標識。
さぁ、残りハーフマラソンをきりました。
その4へつづく・・・・・・http://hasekururu3rd.blog.so-net.ne.jp/2013-10-29
C:【OLYMPUS TG-620】
佐渡の風景そっくりです。
by 酔いどれとっつあん (2013-10-28 20:59)
その1から一気見させていただきましたが、こっちの息があがってしまいました(((^^;)
オロナミンCのくだり、、そりぁ『イッパーーっツ!!』って言いますって(笑)
by メタボ歴4年 (2013-10-28 21:52)
酔いどれとっつあんさん>>
自分は1度しかちゃんと行ってませんが、
とっつあんさんがおっしゃるのなら間違いないでしょう。
by hase (2013-10-29 03:15)
メタボ歴4年さん>>
一気見は、走った当人でも疲れます^^;
ファイトー!と言われたら、そりゃあ1発と返すしかありませんよね^^;
by hase (2013-10-29 03:18)